
Instagramは2026年6月、フィードの表示内容をユーザー自身が調整できる機能「Your Algorithm(あなたのアルゴリズム)」の対象を、これまでのリール・発見タブに加えてメインフィード(投稿一覧の「フィード」画面)にも拡大しました。この記事では、確認できている事実の範囲で、何が変わったのか、そしてアカウント運用者にとってどのような意味を持つのかを解説します。
※本記事は2026年7月時点で確認できた情報をもとに構成しています。機能の詳細や対象範囲は今後変更される可能性があります。
何が起きたか
Instagramの「Your Algorithm」は、システムが自分のどのような興味・関心をもとにおすすめ表示を行っているかを確認し、その内容を自分で調整できる機能です。展開の経緯は次のとおりです。
- 2025年10月:リール向けに初期テストを開始
- 2025年12月10日:米国のリールで機能を提供開始し、その後英語圏へ順次展開
- 2026年4月:発見タブ(Explore)にも対象を拡大
- 2026年6月10日:メインフィードにも対象を拡大し、フィード・リール・発見タブを横断する統一の仕組みとして提供

公式発表によると、ユーザーは以下のことができるようになります。
- 自分のおすすめ表示に影響しているトピックを、AIが生成した要約で確認する
- 「もっと見たい」「あまり見たくない」トピックを指定したり、新しいトピックを追加したりする
- フィード上のおすすめ投稿に「〇〇から」といったラベルが表示され、どのトピックをもとに推薦されたかが分かる
Instagramの責任者であるAdam Mosseri氏は、この機能について「システムはユーザーがタップ・視聴・共有する行動からは学習できるが、ユーザーが何を望んでいるかを直接伝える手段がなかった」という趣旨の発言をしており、Your Algorithmはその手段を提供するものと位置づけられています。
なお、現時点で確認できている範囲では、この機能は英語圏のユーザー向けにグローバルで展開されており、日本語での提供や日本国内での具体的な展開時期を明示した公式情報は確認できていません。海外で先行導入されている状況であり、日本での対応は今後の見通しとして注視する段階です。
それはなぜ重要か
メインフィードは、フォロー中のアカウントの投稿に加えて、フォローしていないアカウントからのおすすめ投稿が表示される割合が増えてきた面です。これまでフィードのおすすめ表示は「ユーザーの過去の行動をシステムが解釈する」一方通行の仕組みでしたが、Your Algorithmによってユーザーがトピック単位で直接調整できるようになった点が変化の核心です。
運用者にとっては、リーチが「フォロワー以外のユーザーにどう届くか」という部分が、これまで以上に「ユーザーが選択したトピック」というフィルターを通過するかどうかに左右される可能性がある、という意味を持ちます。ただし、この仕組みが実際のリーチや表示順位にどの程度・どのように影響するかについて、Instagramから具体的な数値や保証は公表されていません。
運用への影響・どう活かすか
現時点で確認できている機能の内容から考えられる対応の方向性は、以下のとおりです。あくまで現時点での考えられる対応であり、断定的な効果を示すものではない点にご留意ください。
- 投稿のテーマやジャンルを、これまで以上に明確にしておくことが考えられます。Your Algorithmはトピック単位でユーザーの関心を扱う仕組みのため、投稿がどのトピックに紐づくかが分かりやすい内容・キャプション・ハッシュタグにしておくことは、無関係ではないと考えられます。
- アカウントとしての発信テーマを絞り込み、一貫させることも一つの考え方です。テーマが散らばっていると、ユーザーがトピックを指定して調整した際に、自社の投稿がその調整の対象として認識されにくくなる可能性があります。
- この機能はまず英語圏から展開されているため、日本語アカウントへの影響は現時点では限定的である可能性があります。ただし今後日本語圏への展開が発表された際に慌てないよう、機能の仕組みを把握しておくことは有用です。

まとめ
Instagramは2026年6月10日、フィードのおすすめ表示をユーザー自身が調整できる「Your Algorithm」の対象をメインフィードにも拡大しました。2025年10月のリールでの初期テストに始まり、発見タブを経て、フィード・リール・発見タブを横断する統一の仕組みとなっています。現時点では英語圏向けの展開にとどまっており、日本語での提供時期は明らかになっていません。今後の日本国内での展開や、実際の表示・リーチへの影響については、今後の動向に注目していく必要があります。
ここまで読んで、「やることは分かったけれど、毎回この投稿文を考えて、ルールに沿って整えるのは大変そう」と感じた方もいるかもしれません。
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